2019/01/07 14:41

市販のブーメランはどれも飛びそうなのですが、飛んでいるのを見たことがありません。
思うに、
 1 ブーメランが飛ぶ原理が分からないまま調整している。
 2 原理通り作られていないので調整が堂々巡りになる。
 3 小さく遅いので空気が粘りついて良く飛ばない。( レイノルズ数で検索 )
といった理由が考えられます。

1 の飛ぶ原理を飛行機として考えると(右オーバーハンド投げ)
 機首上げ調整で左に傾いて旋回飛行したいのですが、ブーメランは左回転しているので勢い余って左上げになってしまい右ロールして墜落してしまいます。
そこで、羽を付けて左回転させることによる揚力が向かい風で強くなることで左ロール効果をだしながら勢い余って機首上げになるようにします。
 この右ロールと機首上げをうまく調節して一周したら水平になって機首上げもしなくなるようにします。

2 の原理通りの構造は、少し機首上げ調整の主翼と水平尾翼の組み合わせと、回転翼を両立させたものとなるはずです。

3 のレイノルズ数が小さい点は高速で回転させることで解決できます。

 ブーメランは元々狩猟用の武器なので、発泡素材で出来ているとはいえ危険です。誰もいない広い広場で飛ばしましょう。
それでも投げる本人に向かって飛んでくるので、顔を両手でガードして逃げましょう。
キャッチを試みるのは頭上で水平に回転しながらひらひらと降りてくるときに限ります。

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